患者様に安心して治療を受けていただくため、しっかりとした説明と患者様の同意を得た上で、治療方針を決定しています。
初めての方でもご説明をしながら、お1人お1人の症状に合わせて適切な検査を行います。検査後すぐに、乳房の状態についてご説明させていただきます。皆様に安心してお帰りいただけるよう、検査結果は当日お知らせいたします。
乳腺外来・乳がん検診において正確な診療・診断をするためには、精度保証と精度管理が必要です。似たような言葉ですが、精度保証とは広い意味での診療の質の維持を意味する概念であり、精度管理は技術的側面に限定した用語です。
わが国で行われているマンモグラフィ乳がん検診の撮影や読影は、マンモグラフィ検診精度管理中央機構「以下、精中機構」等が、放射線技師や医師などに対して講習会を開催し、細かく指導しています。当院では放射線技師、院長ともこれらの講習会を受講し、その認定を受けております。
マンモグラフィ撮影装置は開院当初より、精中機構推奨機器を使用。平成20年11月にマンモグラフィのデジタル化、令和3年9月に新規デジタル診断システムを導入しました。加えて、令和5年5月にフラットパネルディスプレイ方式マンモグラフィを新規導入しました。
また、超音波診断装置も令和2年4月にcanon製Aplioを導入いたしました。
新規導入のマンモグラフィ読影診断ワークステーションの最大の特徴は、その表示スピードです。マンモグラフィ画像は、他のX線写真に比べて容量が大きく、従来のシステムでは画像表示に時間を要していました。しかし、新規システムでは「まるでマンモグラフィではないよう」と思われるほどの速度を実現。超音波所見も同じモニターで確認できます。
菅又クリニックでは、女性への配慮で安心して受診していただくため、院長以外の看護師・放射線技師・事務員は全て女性です。治療に関することだけでなく、分からないこと、疑問に思ったこと等がありましたら、お気軽にご相談ください。笑顔で対応させていただきます。
症状・治療のご説明をきちんとするため、また、長い待ち時間を避けるために、予約制にさせていただいています。予約時間に遅れそうな場合、受診できない場合は、お早目にご連絡ください。問診票の事前記入など、できるだけ待ち時間のないよう努力しております。
乳腺疾患診療や乳がん検診においては、質の高いマンモグラフィが要求されます。その撮影や読影に必要な知識と技術、機器の管理、用語の理解などは、精中機構が各地で開催する講習会で学ぶことができます。
当院では平成12年6月、院長がマンモグラフィ読影試験でA認定(現在は1つ上のAS)、平成19年11月、放射線技師がマンモグラフィ技術試験でA認定、平成23年3月施設画像評価判定で総合判定Aを受けました。
3番目の施設画像評価は、指定された3症例分のマンモグラフィを提出し、それぞれを17項目で評価します。
100点満点で採点し、3症例の平均が88点以上ならA評価となるもので、単独のクリニックではかなり困難かと思われたのですが、スタッフの努力や機械メーカー、外部の技師などの協力により達成できました。
2021年11月、乳房超音波医師更新講習会でA評価を受けています。